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作品紹介

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ご紹介する作品は、高塚省吾先生 作 「影の中の鳥」油彩8号です。

高塚省吾先生は、美人画・裸婦で絶大な人気を誇りました。岡山市出身、東京芸術大学で梅原龍三郎、林武、硲伊之助に師事、1953年卒業。同年、恩師で日本美術会の委員長を務めた硲伊之助の影響から、第7回日本アンデパンダン展(日本美術会主催)に出品。以後、第11回まで出品。新東宝撮影所美術課に勤務のかたわら「8人の会」を結成、当時は抽象画の作風であり、個展を開くなどしたが作品に恵まれず、1955年には谷桃子バレエ団の美術担当となり台本も書く。1956年NHK広報室嘱託となり、1968年まで勤める。
1957年より小津安二郎監督映画のタイトルを担当するなど多方面に活躍。禅の修行により自らの作風を見つめなおし、1970年代初めには、春陽堂版江戸川乱歩全集の表紙絵を手がけ、1978年にはジャパン・エンバ美術賞入選。1979年曹洞宗で受戒。1980年『高塚省吾素描集 おんな』を出版、裸婦美人画家としての名声を確立し、その絵はカレンダーやポストカードとなり画集は広く親しまれました。

更新日:2021.10.28

作品紹介


 
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本日ご紹介いたします作品は、笠井誠一先生作「紫陽花」油彩15号です。

 
笠井先生は、フランス留学中に絵画の構築的な表現を学んで依頼、ストーブ、果実、ボトル、楽器などの身近なモチーフの組み合わせによる室内画や卓上静物画に長年取り組んできました。シンプルで明確な輪郭線、単純化されたフォルム、温かな中間色を基調にした色彩により、画面の平面性を意識しつつ緊密な絵画空間を一貫して追求してきた笠井先生の作品は、簡素で洗練された独特な詞的世界を展開しています。この「紫陽花」は、笠井先生の静物画ならではの美しいバランスと色合いで、成熟した画家の簡潔な作風を示しています。


2001年 静かなる物に詩宿る 笠井誠一展図録より抜粋

 

略歴
1932年 北海道札幌市に生まれる。
1957年 東京藝術大学卒業(伊藤廉教室)。
1959年 同大学油画専攻科修了。フランス政府給費留学生として渡仏。国立パリ美術学校入学、モーリス・ブリアンション教室に学ぶ。
1966年 帰国。
1967年 愛知県立芸術大学講師となり愛知県長久手に移住。
1968年 名古屋画廊第1回個展(以後合計20回)。
1972年 八王子にアトリエと住居を新築。
1974年 愛知県立芸術大学教授となる。
1985年 第37回立軌会に同人として参加。
1990年 名古屋市芸術特賞受賞。
1996年 ポメリー中部文化賞受賞。
1997年 愛知県立芸術大学退官記念「笠井誠一展」。
2001年 第24回安田火災東郷青児美術館大賞受賞・記念展。
その他 個展、グループ展多数。現在、立軌会同人、愛知県立芸術大学名誉教授。

更新日:2021.05.31

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